G-Tune「NEXTGEAR-NOTE i71100」

常識破りのCore i7-6700K+GTX 980搭載ゲーミングノート

文●鈴木誠史/ASCII.jp

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17.3型ノート「NEXTGEAR-NOTE i71000」シリーズ

 Core i7-6700KとGeForce GTX 980を組み合わせたマシンなら、大抵のPCゲームを快適にプレーできるだろう。だが発熱量も多い高性能パーツを搭載できるのは、筐体が大きめのデスクトップPCだけ……というのが常識だと思っていた。

 そんな常識を破るノートPCが、G-Tuneから3月に登場した「NEXTGEAR-NOTE i71000」シリーズだ。Core i7-6700K(下位モデルはCore i7-6700)とGeForce GTX 980を搭載する、17.3型の怪物ゲーミングノートなのである。

「NEXTGEAR-NOTE i71000SA1」の主なスペック
CPUCore i7-6700K(4.0GHz/最大4.2GHz)
グラフィックスGeForce GTX 980
メモリー16GB PC4-17000
ストレージ256GB M.2 SSD+1TB HDD
チップセットZ170 Express
ディスプレー17.3型フルHD(1920×1080ドット)ノングレア
インターフェースUSB 3.0端子×3、HDMI端子、DisplayPort×2、USB 3.1端子(DisplayPort、Thunderboltと共用)、有線LAN端子、マルチカードリーダーなど
バッテリー駆動時間およそ2時間
電源330W ACアダプター
本体サイズ幅418×奥行295.3×高さ40.9mm(折りたたみ時)
重量およそ3.9kg
OSWindows 10 Home(64bit)
価格33万4584円

 まず目を見張るのはこの見た目。重さおよそ3.9kgの重量級ノートPCだが、17.3型の大画面や充実したインターフェース、底面・背面の大型冷却機構を見ると、このゴツさにも納得できる。デスクトップPC級の性能を持つマシンを外へ持ち出せると思えば、この重さも苦にならないはず。

ハイエンドなゲーミングマシンらしい、特徴あるデザインだ

DisplayPort×2、HDMI端子を備える背面。大型排気口にも注目してもらいたい

冷却性能を高めるため、底面の大部分をメッシュ構造としている。サブウーファー(赤いマルで囲った部分)は重低音の再生にも一役買っている

底面パネルを外すとこのとおり。デスクトップ用CPUとグラフィックスの性能をノートで問題なく使用できるのは、この冷却機構のおかげだろう

左側面には有線LAN端子、USB 3.0端子、USB 3.1 Type-C端子(DisplayPort、Thunderboltとしても利用可)、UHS-II対応マルチカードリーダー、eSATA端子(USB 3.0端子と共用)を備える

右側面にはUSB 3.0端子のほか、ヘッドフォン出力、マイク入力、ラインイン、S/PDIFといったオーディオ用の端子がある

ゲーミングPCらしさが随所に

 ゲームを快適かつ楽しく遊べるゲーミングPCを選ぶとき、スペック以外の面も重要になると思う。NEXTGEAR-NOTE i71000は、前述のサブウーファーと大型スピーカーの組み合わせによる迫力あるサウンドから、好みに応じた色に光るキーボード、電源ボタンのデザインに至るまで、随所にゲーマーの心をくすぐる要素を散りばめている。

大型スピーカーのちょうど中央に電源ボタンがある。電源ボタンはただ丸いだけでない、少し凝ったデザイン

ゲームによく使うW、A、S、Dキーの場所が一目でわかる。クリックボタンはカチカチ音がほとんどしなかった

LEDライトの色は変更可能。LEDの点灯箇所をランダムに変更したり、波打つような点滅を指定したりなど、様々なカスタマイズに対応している

 本体ディスプレーの解像度はフルHDだが、最大3画面の4K出力も可能。机の上などで外付け4Kディスプレーに出力してゲームするのを基本としつつ、本体を持ち運んで寝室でもゲームしたり、外へ持ち出して友人とゲームしたり……なんてこともできる。並のゲーミングPCではプレーできない超大作3Dゲームなども、NEXTGEAR-NOTE i71000ならいつでもどこでも快適かつ高品質設定で遊べるだろう。

 次回は気になるスペックを検証するつもりだ。Core i7-6700K+GeForce GTX 980搭載のNEXTGEAR-NOTE i71000が、同スペックを搭載するデスクトップ級の性能を発揮できるのか確かめてみたい。