(株)ビデオリサーチが9日発表した「雑誌広告効果測定調査」によると、雑誌読者のうち、雑誌に掲載された広告に「注目」した(確かに見た)読者の割合を示す「広告注目率」は、36誌693素材の平均で45%となった。
同調査は、同社と(一社)日本雑誌協会・(一社)日本雑誌広告協会が協力して実施した調査で、対象は23社36誌・合計693素材の広告。調査期間は2015年9月~11月。
広告を「確かに見」て「内容まで読んだ/じっくり見た」読者の割合を示す「広告精読率」の平均は29.1%だった。広告ページ別の注目率では、中面ページでは「ページ数が多いもの」、ポジション別では「表4」、広告種類別では「記事広・タイアップ」のスコアがそれぞれ高い傾向となった。
広告内容の事前認知度では、注目者ベースでの「広告内容事前認知度(よく+ある程度知っていた)」の全素材平均は59.8%となった。事前認知度が80%を超えた214素材では、「広告商品理解度」「興味関心度」「購入・利用意向度」がいずれも平均を上回った。