(株)アペックスは9日、中国専門越境ECアプリ「マイヤモール」(中国名:麦芽城)をオープンした。オープン当初は、出店料や月額コストを無料とし、費用は決済時の手数料のみとなっている。年内に2万SKUのアイテム展開、1000社の出店を目指す。
同アプリは、中国市場への越境ECを簡単に開始できるECアプリで、日本の出店者は日本語のみで出品ができる。また、物流や決済、カスタマー対応などを全て同社が代行し、利用者は現地法人やライセンスの取得する必要なく、中国に向けて販売が開始できる。
配送面では、中国政府主導で運営される越境通関スキーム「KJT platform」とシステム連動することで、通関に必要な情報を事前に送信し、通関でのロスを削減。商品は、中国保税区内での在庫保管に対応するため、中国国内通販と同じリードタイムでの配送が可能となる。
決済面では、「Alipay」「WeChat Pay」「銀聯」「Paypal」の4決済を完備し、中国の主要SNSでのログイン決済にも対応。元での支払いをアペックスが円に変えて日本の出店社に手数料なしで支払いし、レート変動も自動対応する。