図版:Yahoo! JAPANビッグデータレポート
Yahoo! JAPANビッグデータレポートに面白い調査結果があがっている。日本の中で東京がどれだけヘンな場所なのか検索結果から明らかになったというのだ。Facebookでは3000件近くの「いいね」がついている。
まずは官公庁提供のパブリックデータをもとに、電車の年間利用回数とマイカー通勤・通学率を分析。すると東京が電車の利用回数で抜きん出た「極端な電車社会」という結果が出た。年間800回超で、神奈川・大阪の2倍という。
そしてインターネット検索について。人口あたりの検索数を都道府県別に見てみると、東京が圧倒的に高い。次点の大阪も東京の2/3程度だったとか。
検索内容を見ると、東京は自動車メーカー(国内大手8社)に関連した検索数がとても少ない。最も多い都道府県を100とした指数に対して東京は半分程度だったらしい。逆に、タクシーの検索数は抜きん出て多かったという。
「フィンテック」「Uber」といったIT系トピックスも東京だけが突出して検索数が多い。「流行語なんていうのは東京の流行語だ」と関西の友だちから聞いたことがあるけど、高度情報化時代も変わらないんだなという感じ。
全国規模では検索結果の地域差もあって、「ラーメンは東日本」「そうめんは西日本」なんて結果も出たらしい。「スター・ウォーズは東日本、ジュラシック・ワールドは西日本」というのは、なんとなくわかる気がする。
調査結果には「非常に面白い」「地方で電車通勤してるって言ったら珍しがられるもんなぁ」「おもしろいなぁ、こうまで違うと日本ってひとつでくくれない事項も多いよね」との声が。たしかに納得できるところは多い感じだ。
盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、記者自由型。好きなものは新しいもの、美しい人。腕時計「Knot」ヒットの火つけ役。一緒にいいことしましょう。Facebookでおたより募集中。
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