オイシックス(株)が8日発表した全国1000軒以上の農家から最も多くの消費者に感動を与えた農家を表彰する「第12回 農家 (ノーカー)・オブザイヤー」で、「生キャラメルいも」をつくる飯尾和喜雄さん(鹿児島県)が最高金賞を受賞した。
「農家・オブザイヤー」は、消費者の「おいしい」という声を評価基準に生産農家を表彰する賞。12回目となる今回は、最高金賞、銀賞、銅賞のほかに、海外農家を表彰する「香港部門」、伝統野菜(リバイバル・ベジタブル)に着目した「リバベジ部門」、35歳以下または就農10年以内の農家を対象にした「若手部門」の3部門も新たに設けた。
最高金賞を受賞した「生キャラメルいも」は、しっとりなめらかな舌触りと、蜜と甘さが特徴のさつまいも。収穫した後、温度と湿度を徹底管理した環境で、2カ月以上熟成させることで、その甘さを実現した。銀賞は今回が6年連続受賞となる「みつトマト」をつくる伊原努さん(千葉県)、銅賞には「子大豆もやし」をつくる川口康三さんが選ばれた。