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ECサイト購入歴1位は楽天、2位アマゾン…会員数1位はアマゾン

2016年03月04日 10時02分更新

記事提供:通販通信

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グラフ PayPal Pte Ltd.と一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会(JECCICA)が2日公表した「中小EC企業向け2016年EC戦略白書」によると、直近1年以内で商品を購入したことがあるサイトは、1位が「楽天市場」で68.2%、2位が「Amazon」で65.9%、3位が「Yahoo!ショッピング」で31.2%となった。上位3位を合わせたECモール利用率は87%で、大手サイト合計は45.2%、その他の中小サイトは7.3%だった。

 同調査はPayPal Pte Ltd.が実施した調査を、JECCICAがまとめたもの。対象は消費者2万人、中小EC企業1000社以上。調査期間は2015年10月。

 ECサイトで購入する理由は「商品数が多いから」「使い慣れているから」「ポイントサービスがあるから」「会員登録しているから」「有名企業だから」などが多かった。「会員登録しているから」の回答では、トップは「Amazon」で50.4%、2位が「セシール」で46.7%、3位は「楽天市場」で45.9%、4位は「nissenn」で45.5%、5位は「LOHACO」で43.2%、6位は「ZOZOTOWN」で42.5%、7位は「Yahoo!ショッピング」で42.1%、8位が「ケンコーコム」で41.5%となった。大手サイトがECモールを上回るケースもあり、多くの消費者が複数のECモールやサイトで会員登録をしていることがわかった。

 中小ECサイトで商品を購入しない理由は、1位が「企業のことを知らない」(44.5%)、2位が「新規で会員登録するのが面倒」(34.4%)、3位が「商品数が少ないから」(25.6%)、4位が「セキュリティが不安だから」(17.5%)、5位が「メルマガを送られるのが嫌」(9.8%)、6位が「普段使っている決済方法が使えないから」(9.6%)となった。

  直近1年以内に商品を購入したデバイスは、全体では「スマホ」が24.2%だったが、20代女性では「スマホ」が65.2%、20代男性では37.5%となった。男女ともに年代が若くなるにつれ、「スマホ」利用率が高くなった。

 また、強制的な会員登録を必須にしているサイトの割合では、売上高トップ25社のうち、日本は21社が会員登録を強制していたが、米国では強制は2社のみだった。JECCICAは、「米国では1回目の購入は会員登録せずに購入できるゲスト購入が主流。『会員登録必須が主流』という現状はガラパゴス化している」とした。

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