3月発売のPCを先行展示

CP+2016で初披露、クリエイターPC「DAIV」の8K VRデモを体験

文●鈴木誠史/ASCII

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 マウスコンピューターが新たに発足したクリエイター向けPCブランド「DAIV(ダイブ)」。同社はそのDAIVブランドから登場する製品を、2月25日から28日まで開催の「CP+2016」で初披露した。

 CP+2016のマウスコンピューターブースでは、デスクトップPC「DAIV-D」シリーズとノートPC「DAIV-N」シリーズの展示を3月下旬発売に先がけて行なっている。展示製品はアドビの「Lightroom CC」「Photoshop CC」などのソフトをインストールしており、来場者が手持ちの写真データを使ってRAW現像やレタッチ、写真プリントの体験ができるようになっていた。

 ブースのコンセプトについて同社スタッフに話を伺うと「DAIVのキャッチコピー“飛び込め、感性の世界へ”のとおり、DAIVで動画や静止画を『簡単に、自分の思うがままに扱える』ことを体感してもらいたいと考えている」と説明してくれた。

マウスコンピューターブース

一番目立つ位置にデスクトップPC「DAIV-D」がある

ノートPC「DAIV-N」。sRGB比100%対応ディスプレーを搭載しているのが特徴

移動に便利なキャスターをオプションで追加できるのもDAIV-Dの特徴

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レタッチ作業を体験しながら「うんうん、確かに速い!」とコメントするプロカメラマンの姿も。キャリブレーション設定済4Kディスプレー(EIZO製)の展示もあった

 ブースのもうひとつの目玉が、DAIV-Dを使用した「VR向け8K全天球動画」の視聴体験デモだ。動画の内容は東京駅などの人が行き交う風景で、しばらく動画を見ていると自分がそこに立っているような感覚を味わえる。4Kの全天球動画も用意されており、8Kの動画と順番に見比べることも可能。(ひと目でわかるほどの大差はないが)8Kでは細かな看板の文字などをより鮮明に確認できた。

使用するVRヘッドセットは「Oculus Rift DK2」だ

8K全天球動画は、4Kカメラ×6台で撮影した映像をつなぎ合わせたもの

 4K全天球動画の場合、視界として切り取れる部分はHD程度の解像度となってしまう。8K全天球動画なら視界の部分はより鮮明なフルHD(「Oculus Rift DK2」の最大解像度)となるが、その代わりに動画再生用PCのスペックの高さが求められる。

 ベースとなるPCにDAIV-Dを使用することで、高負荷な8K全天球動画もなめらかに再生できるというデモだ。興味のある人は、CP+2016でぜひ体験してみてほしい。

マウスコンピューターブースの場所は「G-30」だ

CP+2016 開催概要

会場:パシフィコ横浜/大さん橋ホール
会期:2月25日~2月28日
開催時間:10:00~18:00(最終日は17:00まで)
入場料:1500円(ウェブ事前登録で無料)