(株)ジェーシービー(JCB)が22日発表した「クレジットカードに関する総合調査 2015年度版」によると、消費者がクレジットカードを利用する業種は「オンラインショッピング」(35.8%)が例年に引き続き1位となった。
同調査はクレジットカードの保有と利用の実態について調査したもので、対象は全国の20~60代の一般消費者3500人。調査時期は2015年11月。
世帯あたりの月平均生活費は17万7000円で、前年度と比較して1万円減少した。月平均クレジットカード利用額は前比6000円減の5万3000円となり、生活費に占めるクレジットカードの利用割合は29.6%となった。クレジットカードを利用する業種は、「オンラインショッピング(インターネット通販)」(35.8%) 、「携帯電話料金」(28.9%)、「スーパーマーケット」(24.5%)が上位となった。コンビニエンスストア」は年々増加し、前年比1.3ポイントの11.9%となった。
クレジットカード保有者一人あたりの平均保有枚数は3.2枚、平均携帯枚数は2.0枚と、それぞれ前年度より0.1ポイント減少。1番目、2番目に多く使うクレジットカードが使われる理由は、上位2位がいずれも「入会金・年会費が他社と比較して安い」、「ポイントやマイルが貯めやすいから」だった。
電子マネーの保有率は79.9%となり、継続して増加傾向にある。利用業種は、「鉄道・地下鉄・バス」(46.6%)、「コンビニエンスストア」(44.0%)、「スーパーマーケット」(27.0%)となり、スムーズな決済が求められるシーンで浸透していた。