米調査会社ニールセンによると、2016年2月7日に開催された米ナショナルフットボールリーグ(NFL)の王者を決める第50回スーパーボウルの視聴者数は1億1190万人で、米史上3位を記録した。Denver Broncos が 24-10 で Carolina Panthers に勝利している。歴代1位は昨年(2015年)のスーパーボウルで1億1440万人。
一方 Google はスーパーボウル開催中の検索行動に関するデータを公表した。アトリビューション分析を行う Adometry の技術を使い、試合中の広告によって動機付けられた Google および YouTube の増加分検索に絞った分析が行われている。ブランド検索数は昨年と比べて750万増、割合でいうと昨年比で40%増加した。典型的なテレビ広告と比較すると7倍のレスポンスを意味するという。また、テレビCMによって誘導された検索をデバイス別で見ると、82%がモバイル端末、11%がデスクトップ(PC)、7%がタブレットだった。
試合時間別に見ると、検索数が最も伸びるのは第1クォーターで、第2クォーターで少し減少が見られた。検索クエリのランキングも発表されており、1位は Audi、2位は Acura、3位は Universal Pictures だった(以下、4位 Honda、5位 Kia、6位 20th Century Fox、7位 Amazon、8位 Doritos、9位 Disney、10位 Jeep)。これらは試合中に放映された広告によって Google または YouTube の検索が誘発された増加分に絞ったランキングとのこと。
YouTube も動画視聴に関するデータを発表している。スーパーボウルの広告や予告動画を試合中に見たユーザー視聴時間を合計すると30万時間、合計視聴回数は3億3000万回以上で、その60%はモバイル端末からの視聴だった。
SUPER BOWL SUPER FACTS
http://www.nielsen.com/us/en/insights/news/2016/super-bowl-super-facts.html
Game over. Long live the game on YouTube.
http://youtube-global.blogspot.jp/2016/02/game-over-long-live-game-on-youtube.html
How the Big Game Played Out on the Second Screen
https://www.thinkwithgoogle.com/infographics/how-big-game-played-out-second-screen.html