(株)ニッセンホールディングスは8日、大型家具事業からの撤退に伴い売却先を探していた物流センター「三重大型商品配送センター」を、ゴールドマン・サックスグループ関連の特別目的会社で不動産売買などを手掛ける合同会社壬生キャピタルに譲渡すると発表した。譲渡価格は24億1000万円。同社は帳簿価額の49億2900万円との差額を、2015年12月期連結に固定資産の特別損失に計上した。
ニッセンブランドの大型家具事業は、配送コストの増加などで、事業損益構造が悪化。損益回復が見込めないとして、2月を目途に大型家具事業から撤退し、三重大型商品配送センターを譲渡した。