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千趣会15年決算、純損失53億円…中価格帯の商品が苦戦

2016年02月08日 05時46分更新

記事提供:通販通信

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 (株)千趣会が4日発表した2015年12月期決算は、売上高が前期比5.8%減の1343億2100万円、営業損失が34億3700万円(前期は30億8800万円の営業利益)、純損失は53億700万円(前期は17億9800万円の純利益)と赤字決算となった。

 通販事業が売上不振のため、セール販売比率を増加させ、在庫適正化に取り組んだが、売上総利益が悪化し、大幅な減益となった。

 通販事業では、消費増税後の消費マインドの落ち込みが長期化したことなどから、カタログとインターネットともに中価格帯の商品が伸び悩んだ。優良顧客向けの販促施策も奏功せず、売上高は同9%減の1139億7600万円、営業損失は45億9700万円となった。ブライダル事業は売上高が同19.9%増の42億1400万円、営業利益は同18.2%減の6億8200万円となった。

 同社は次期に向け、通販事業では商品力と販売力を強化し、立て直しを図る。また、第2の事業であるブライダル事業にも注力する。16年12月の業績予想は、売上高が1440億円、営業利益が16億円、経常利益が22億円、純利益が14億円、とした。

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