ヤフー(株)の子会社で外国為替取引サービスを展開するワイジェイFX(株)は2日、顧客情報18万5626件が、インターネット上で閲覧できる状態になっていたと発表した。元従業員が同社サービスの顧客情報18万件超と営業秘密を無断で社外に持ち出し、インターネット上で保存していたため、一時その情報がインターネット上で閲覧可能な状態となっていた。
ワイジェイFXは発見後、直ちに調査を行い、当該情報へのインターネットからのアクセスを遮断。また、元従業員が個人で所有する端末などに保存していた当該情報を削除し、その端末は現在同社で保管している。
なお、インターネット上のアクセスログを解析した結果、持ち出された18万5626件のうち、「閲覧可能な状態には置かれていたがアクセスがなかった情報」が12万8220件、「検索エンジンの自動巡回装置によりアクセスがあった情報」が5万6665件、「第三者により閲覧があった情報」が741件(氏名+取引情報等が2件、取引情報などのみが739件)あったことが判明した。現時点で確認されている被害はないという。