(株)矢野経済研究所が14日発表した「ベビー関連商品の購入に関するアンケート調査結果 2015」によると、ネットショッピングが、ベビー関連商品の購入チャネルとして定着していることが分かった。
同調査は、第1子(0~2歳)を持ち、ネットショッピングを利用している母親564人を対象にしたインターネット調査。調査期間は2015年11月。
ネットショッピングの活用頻度を聞いたところ、「実店舗の方が活用頻度が高い」が39.0%と最も高かったが、「実店舗よりも(ネットショッピングの)活用頻度が高い」も33.7%に上った。「実店舗と同程度」という回答の24.1%と合計すると、半数以上の母親がベビー関連商品購入時にネットショッピングを活用していることがわかった。
アイテム別にネットショッピングの利用状況をみると、「ベビーウェア」(36.2%)、「ベビー用品(哺乳瓶や 食器、ベビーローション・ベビー石鹸等のスキンケア用品など)」(34.1%)、「ベビーベッド」(22.7%)、「ベビーカー」(17.9%)。ベビーベッドやベビーカーでは、利用率は2割前後にとどまり、実際に見て選びたいというニーズの高さが伺えた。
ベビー関連商品の購入時によく利用するネットショッピングサイトは、「楽天市場」が45.5%と利用率が最も高く、次いで「Amazon.co.jp」(26.3%)、「ベルメゾンネット」(26.0%)となり、総合通販企業のサイト利用率が上位を占めた。