部屋の隅からスミまでキレイに!
長年の実績が性能の証し
実際に部屋を掃除させたあとの状態は、次のとおり。部屋の綺麗さでは、以前のルンパ800番台に譲るが、矩形走行するロボット掃除機の中では、もっとも部屋を綺麗に掃除できるのがルンバ980といっていい。ちなみにルンバからお金はもらってない!
ただ唯一の弱点は、部屋に対して斜めになっているテレビのローボード周りがちょっと弱いみたいだ。プログラマーの筆者から見ても、これは判断難しいよね~な感じ。これは部屋の壁伝いを綺麗にするモードと併用することで、多少時間とバッテリーが必要になるが、最後の仕上げに壁ぎわを綺麗にすることも可能だ。
最後にちょっと意地悪な実験をしてみた。ルンバ980のカメラの前に、ベルサイユ宮殿の写真を貼って、CCDにとてつもなく広い空間を掃除しているように見せかけてみた。
結果は自分の位置と方向の補正ができず、こんな感じになる。
声を大にして言えないが、矩形走行をするロボット掃除機はこんな感じに近い掃除後になる。つまりルンバ980のCCDカメラは、かなりインテリジェントに画像処理をして、ウマく掃除できるように向きと距離をコントロールしているわけだ。
ちなみに我々のように、可愛い女の子の前だとイイかっこしーでよく働くかと思い、アスキー編集部のつばさを使って同様の実験をしたが、ロボットに色気は通用しなかったことも付け加えておこう。
もう俺はルンバ980になりたい!
これだけ褒めちぎったルンバ980だが、最後にオチを付けておこう。
それは、値段がクソ高いこと。安くても実売12万円という価格は、掃除機に出せる金額じゃない!
なので、これを掃除機と思わずに買うといい。Wi-Fi搭載でインターネット経由でスマホから操作できる便利さ、各種センサーで正確に走行する機構、斜め前上方を撮影するCCD。これを改造したら、世界中の男子が喜ぶ素晴らしい掃除機型カメラになること間違いないのだ! ドローンならぬ、デローン?
パンツ(※)大好きな同志諸君! 今こそルンバ980を買って、部屋を掃除する傍らで、撮影データのインターセプターを開発するのだ!(編集部注:筆者の熱意を尊重して原稿そのまま掲載しています)
そしてスマホに飛ばせば、世界制服も夢じゃない!
※パンツとは、ホットパンツのことです。いやらしい意味ではありません。世界の制服をホットパンツにしたいだけです。