Core i5-6300HQ、GeForce GTX 960M搭載
オンラインゲームも快適! デル『New Inspiron 15 7000』の性能を探る
2016年01月15日 11時00分更新
デルの15.6型ノートPC『New Inspiron 15 7000』は、GPUにGeForce GTX 960Mを採用したゲーミングPCだ。同社が販売するゲーミングPCといえば『ALIENWARE』ブランドの製品が有名だが、メインストリーム向けの『Inspiron』シリーズからリリースされたことで注目を集めている。
今回は『New Inspiron 15 7000 シリーズ プレミアム』の性能をベンチマーク結果で紹介する。
New Inspiron 15 7000 シリーズ プレミアムの主なスペック | |
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CPU | Core i5-6300HQ((2.3GHz、最大3.2GHz) |
OS | Windows 10 Home |
メモリー | 8GB(DDR3L、1600MHz) |
ディスプレイ | 15.6インチ フルHD(1920×1080ドット、141.2dpi) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 960M |
ストレージ | 1TB HDD |
光学ドライブ | なし |
インターフェース | USB 3.0×3、HDMI出力端子、SDカードリーダー |
カラー | ブラック |
本体寸法 | およそ幅383×奥行き265mm×高さ25.3mm |
重量 | およそ2.57kg |
販売価格 | 11万9980円(税抜き、送料込) |
『FFXIV』など人気オンラインゲームのプレイにオススメのミドルスペックPC
New Inspiron 15 7000 シリーズ プレミアムは、CPUに最新のインテル第6世代Core(コードネーム:Skylake)を採用。メモリーは8GB(DDR3L)で、ストレージは1TB HDDとなる。スペック的にはミドルクラスの位置づけで、その分ゲーミングPCとしては比較的安価に購入できるのが特徴だ。ストレージがSSDでない点には少し不満が残るが、まずまずのスペックと言えるだろう。
GPUはモバイル向けのGeForce GTX 960Mを搭載し、『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』などの人気オンラインゲームをはじめ、多くのタイトルは高い設定で問題なくプレイできる。ただし、最近の大作PCゲームは要求されるGPU性能が非常に高いこともあり、たとえばデスクトップ向けのGTX 970を推奨する『スター ウォーズ バトルフロント』などを快適に遊ぶのはやや厳しい。あらゆるゲームを最高設定で、というわけにはいかないので、当然だが遊びたいタイトルがある場合は必要スペックをしっかり確認しよう。
ここからは実際のベンチマーク結果を見ていく。CPUの計算性能を計測する『CINEBENCH R15』のCPUマルチスレッドスコアは『458cb』、シングルスコアは『122』と、モバイル向けCore i5シリーズとしては高めのスコアーが出た。Core i5-6300HQはモバイル向けCore i5として初めて4コアを採用し、Core i7シリーズに迫る性能の高さを実現しているため、順当な結果と言えるだろう。
グラフィックス性能の計測に特化したベンチマークソフト『3DMark』の結果は、ICE STORMが『59954』、CLOUD GATEが『12939』、SKY DIVERが『11777』、FIRE STRIKEが『3929』という結果に。決して低いスコアーではなく、ミドルスペック程度のPCゲームであれば問題なくプレイできるが、前述の通り非常に高いグラフィックス描写を要求されがちな最新の大作PCゲームを快適にプレイするのは難しそうだ。
実際にオンラインゲームのベンチマークソフトも実行してみた。『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』ベンチマークソフトでは、解像度1920×1080ドット、フルスクリーンモード、最高品質(DirectX 9)の設定でスコアが5804(とても快適)に。負荷が高くなる大規模レイドダンジョンなども快適にプレイできるだろう。
New Inspiron 15 7000 シリーズ プレミアムは、MMORPGなどのオンラインゲームをよくプレイするユーザー、高いグラフィック性能が必要なタイトルには手を出さないが、価格を抑えてゲーミングPCを導入したいといったユーザーにオススメだ。