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猫耳ヘッドホンを着けたおじさんはアイドルになれるのか

2016年01月14日 11時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 かわいいに決まっている。だって猫耳だよ?

 AXENT WEARの猫耳ヘッドホン「Cat Ear Headphones」。佐久間さんという人がクラウドファンディングで入手したものだ。佐久間さんは手に入れただけで満足したらしく、箱さえ未開封のまま編集部に送ってきた。ちなみにいま公式通販から買おうとすると、送料抜きで129.99ドル(約1万5000円)。

Cat Ear Headphones

キャリングケース入り

 これを装着したら32歳のおじさんもアイドルになれるのかというのが今回のテーマだ。本題に入る前に、一応ショートレビューをする。

 猫耳は2Wayスピーカーで、ヘッドホンで聴いている音楽を流せる。積極的な音漏れだ。スピーカーはスイッチで「ヘッドホン+スピーカー」「ヘッドホンのみ」を切り替えられる。スピーカーだけのモードはない。「これはわたしが聴いている音楽だ、おまえたちも聴くがよいぞ」という女王様的な装置だ。

 ヘッドホンを装着したままだとスピーカーがどれくらいの音で鳴っているのかわからないのが怖い。ちなみにスピーカーはスイッチを入れると曲がフェイドインするが、切るときはなぜかカットアウト。ソフト側の都合だろうか。

猫耳はスピーカーだ

わりとでかい音が出る

 スピーカーとヘッドフォンのハウジングはLEDライト内蔵で、スイッチを入れると光る。点滅するとなおよいが、光るだけでも満足だ。

猫耳とハウジングは光る

アキバ感があってかっこいい

 音源のプレーヤーは3.5mmイヤホンジャックにつなぐ。願わくは無線にしてほしかった。付属のマイクをつけてヘッドセットのように使うこともできる。パソコンでゲームをする人を想定しているらしい。街のどこかで猫耳ヘッドホンをつけてハンズフリーで電話している人がいたらすごい気分になりそうだ。

機能のオン・オフは耳元で操作

イヤホン、マイク端子がある

 ヘッドホンの音質はとてもいい。解像感が高く、とくに低域がよく出る。失礼ながらあまり期待していなかったので、よけいうれしかった。遮音性も高いほうだ。イヤーパッドもふんわりしていて、長時間装着していても痛くならない。重量は約413グラム、充電はMicro-USBで電池寿命は約5時間。いい製品だ。

横から見ても耳が目立つ

後ろから見てもかわいい

 ショートレビューおわり。本題としては、これを装着するとどんな人でもアイドルのようにかわいく変身する効果があるということだ。

 手始めに、その辺にいる編集者たちに猫耳ヘッドホンを装着させてみよう。

小嶋くん。かわいい

ゆうこばさん。とても似合う

ACCN。かわいすぎる

つばささん。かわいい

ナベコさん。かわいい酔っぱらいっぽい

飯島さん。かわいいし猫顔だ

西牧くん。やばい

 一部はともかくかわいい。なんてかわいいんだ。死んだ魚のような目をした編集者たちが、毛糸玉にじゃれつく猫のように目を輝かせている。これを装着しさえすれば、32歳のおじさんであるわたしもアイドルになれるはずだ。

 わたしにはとっておきのアイデアもあった。それはパーカーだ。ちなみにスタートアップのオールユアーズがつくったコットン100%の防水パーカー「ONE SWING PARKA」というもので、詳しくはまた別の機会に紹介する。

 猫耳にパーカーだ。これはもうかわいい。かわいいに決まっている。公式サイトのアーティストカットもこの組み合わせなのだ。

ほらかわいい

 さっそく猫耳ヘッドホンをつけ、パーカーを着る。

 善は急げだ(死語)。アイドル活動をはじめよう。まずは路上アイドルからだ。

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