楽天(株)は7日、結婚式場探し・結婚式準備の総合情報サイト「楽天ウェディング」で、式場の下見を疑似体験できる「バーチャルウェディングシステム」を、結婚式の企画・運営会社向けに販売開始した。
同システムは、結婚式場やチャペルの実写の静止画像を組み合わせて「楽天ウェディング」が制作する三次元のバーチャルリアリティ(VR)映像を、米Oculus VR社が開発したVR用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の「Oculus Rift(オキュラスリフト)」に投影できるようにするもの。
「楽天技術研究所」が開発した独自技術を活用して制作されるVR映像は、HMD装着者の頭の動きに応じて360度全方位を見渡せるだけでなく、ゲームパッドを使って空間内を移動できるため、実際に会場を下見しているような体験ができる。
式場が利用中で希望者への見学案内ができない場合や、式場を離れたイベントでの案内の際に、会場の魅力を臨場感のある形で伝えるための営業ツールとして、同システムやHMDの必要機器を1カ月120万円(税別)で提供する。
■「バーチャルウェディング紹介動画」