ゼンハイザーは1月7日、ヘッドフォン「HD 800S」を発表した。「HD 800」の後継モデルにあたり、同社の開放型ヘッドフォンの新たなフラッグシップとなる。
基本的なデザインはHD 800を踏襲するが、ヘッドバンドとイヤーカップの接合部など、HD 800よりもグレーを多用したデザインとなっている。直径およそ56mmのダイヤフラムを採用。高周波帯域で起こりやすい歪みを最小限に抑制し、全高調波歪みは0.02%未満に抑制したという。イヤーカップには音波の広がりを考慮し、角度を付けた。
トランスデューサーは、ステンレススチールケースで保護し、ヘッドバンドはプラスチック層とステンレススチール層を重ねた設計。イヤーカップには、航空業界向けに開発されたという高品質のプラスチック素材を採用した。
主な仕様は周波数特性6〜51kHz、インピーダンス300Ω、感度102dB、重量およそ370g。HD 800と同じく、ドイツのゼンハイザー本社で手作業で組み上げられるという。また、3mのバランスケーブル(XLR4)を同梱する。価格はオープンプライスで、実売価格は税込みで21万5000円前後、税抜きで20万円前後になる見込み。2月上旬に発売。