クラウドファンディングkibidango(きびだんご)は12月16日より簡単に文字や図形を描画できるレーザープロジェクター「Projection Ball」の商品化プロジェクトを開始する。
「Projection Ball」は、Crescentの渡邊権人氏が開発したもので、直径12cmの球体の内部にレーザーポインターとモーター、制御基板が収まっている。パソコンなどで作成した任意の文字や図形パターンを読み込ませ、レーザーの輝点を使って壁や天井に描画できるというもの。
屋外広告などで用いられる商業用のレーザー描画装置はサーボモーターやヘリカルミラーを用いて高速でレーザーの向きを変えるなど高度な制御を行ない、業務用ということもあって非常に高価な装置。Projection Ballではなるべくシンプルかつ安価に上がるように工夫されており、DCモーターを使ってレーザー光軸を動かし、それに同期してレーザーを点滅させるしくみ。
USBからの給電で動作。SDカードスロットを装備しており、描画データはパソコンでExcelやテキストエディタを使って作成、4種類までSDカードに記録。基板上のスイッチで描画図形を選ぶことができる。本体はボール形状で、どのような向きにも描画させやすいようになっている。レーザーの光軸をわずかにずらすだけなので、広範囲な描画ができるわけではない。クラウドファンディング支援金額は2万8000円(送料込み)。
ちょっとしたお遊びから教育ツール、コミュニケーションツールや案内板などへの利用のほか、将来的には内部I/Oを公開してSDカードの利用やRaspberry Piとの組み合わせなども可能という。