(株)矢野経済研究所が14日発表した「DMP(データマネジメントプラットフォーム)サービス市場/MA(マーケティングオートメーション)サービス市場に関する調査結果 2015」では、15年のDMP市場(事業者売上高ベース)は前年比30%増の52億円、MA市場(同)は同31.0%増の220億円と予測した。
同調査は、国内デジタルマーケティングサービスベンダーなどが対象で、調査方法は同社専門研究員による直接面談、電話・E-mailによるヒアリング、文献調査。調査期間は9~11月。
DMP市場は、消費者ニーズが多様化するなか、企業が自社や第三者が保有するデータを活用して生活者の行動要因を突き止め、自社のマーケティング活動の最適化を進めていることから、DMP構築・利用が加速。また、大手企業でのDMP活用事例が広がりを見せていることがDMP市場への追い風となった。
MA市場は、企業のマーケティング活動の費用対効果が強く意識されるようになったことや、顧客の詳細なニーズに基づいてパーソナライズされたコンテンツを提供する必要性が増したことなどから、導入企業が増加した。