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手袋をする季節の前に……iOS 9のパスコードを6桁から4桁に戻すテク

2015年12月06日 17時00分更新

文● らいら(@lyrahm) 編集● ASCII.jp

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 iOS 9では、第三者による不正アクセスを防止するため、セキュリティ機能がさらに強化された。たとえば、iPhoneやiPadで指紋認証システム「Touch ID」を有効にすると使えるパスコードはこれまで4桁だったが、デフォルトで6桁に増えている。組み合わせが1万通りから100万通りに増えたことで、パスコードが見破られる可能性は低下したと言える。

iOS 9ではセキュリティが強化された

 しかしこれまで4桁のパスコードに慣れていたユーザーにとっては、6桁の入力は正直煩わしさもある。特にこれからは寒さが厳しくなり、手袋をした指でタッチ操作をする機会が増えるシーズン。それに伴い、指紋認証よりもパスコードでロック解除するシチュエーションも増えるだろう。

最近はタッチ操作のできる手袋も増えてきているが、さすがに指紋認証機能は着けたままでは使えない

 もしiOS 8以前の4桁入力に戻したいときは、パスコードオプションから設定を変更できる。まず「設定」から「Touch IDとパスコード」を選び、今設定しているパスコードを入力したのち「完了」をタップ。次に「パスコードを変更」を選択し、古いパスコードを入力、「次へ」進む。

「設定」→「Touch IDとパスコード」→「パスコードを変更」

 すると新しいパスコードを入力する画面になるので、「パスコードオプション」をタップ。「4桁の数字コード」に設定すると、パスコードの作成ルールが以前と同じ4桁に戻る。あとは好きな数字に変更すれば完了だ。

iCloudキーチェーンを使っている場合は、「使用する」を選択すればOK

 もし4桁の数字入力すら面倒だというときは、パスコードオプションで「カスタムの英数字コード」や「カスタムの数字コード」にすれば、1文字や2文字のパスコードも設定自体は可能だ。ただし、これでは安全性は大幅に下がってしまうのでオススメできない。

逆に6桁よりも強固なパスコードにしたいときは、カスタムのコードで数十桁に設定することもできる

 手袋をしていてTouch IDを使えないと、必然的にパスコードでロック解除する機会は増えていく。6桁が負担に感じるなら、4桁にするのは1つの手だが、誕生日(家族を含む)など予想しやすい並びを避けるべきだ。注意してほしい。


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