2015年も早いものであと1ヵ月を切った。年末の休みに向けて、今年の仕事を終わらせるために突っ走っている人がほとんどだろう。ちなみに私もその1人で、お正月に実家でボーっとすることを夢見て日々仕事に勤しんでいる。しかし、仕事柄休みの期間にタスクが発生する可能性もあるため、実家にノートパソコンを持って帰ろうと思っている。
年末ではなくとも、常にノートパソコンを持ち歩きたい人にとって、重要なのは、軽さと堅牢性だろう。また、しっかり作業できたり、YouTubeやHuluなどの動画閲覧が快適にできるスペックはほしい。
今回、東芝の13.3型ノートパソコンで、「dynabook RX73/T」を持ち運んで使ってみた。試用機のdynabook RX73/Tは、 Core i5-6200U(2.3GHz)、4GBメモリー、1TB ハイブリッドドライブという構成だ。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用している。
見た目より軽い
dynabook RX73/Tは、Blu-ray Discドライブを搭載している。その分、厚さはおよそ17.2mmと、非搭載機と比べると薄くはない。しかし重さは約1.44kgで、実際に手に取ってみると、厚みのわりには軽いと感じた。また、持ち運ぶのに困るほどの厚みではないし、リュックにもすんなり入るサイズだ。
真っ白な筐体は女性にもオススメ!
dynabook RX73/Tのカラーは、プラチナホワイト。筐体のほとんどが真っ白で、ロゴとキーボードの文字、ヒンジの部分もシルバーで統一されている。シンプルで艶のあるデザインなので、女性がビジネスの場で使用するパソコンとしてもオススメの1台だ。
また、持ち運ぶときは必ず天板を触ることになるが、ベタベタと触ってみてもほとんど指紋が目立たないのもうれしい。
満員電車での圧迫に負けない、100kgf面加圧クリアの堅牢ボディー
dynabook RX73/Tは、マグネシウム合金ボディーを採用し、100kgf面加圧、76cm落下、30cc防滴といったテストをクリアしている。100kgf面加圧テストは、ディスプレーカバー全体に均等に100kgfの圧力を加え、ディスプレーが割れないことを確認し、その後正常に動作するかどうかを検証するテストだ。最近のパソコンだと、満員電車などの圧力でパソコンが壊れてしまうことはあまりないかもしれないが、しっかりと検証してクリアしているのは安心できるポイントだ。
76cm落下テストは、その名の通り76cmの高さから製品を落下させるテストを実施し、正常に動作させるテスト。30cc防滴テストは、キーボード部に30ccの水を注ぎ、データを保存するまでの一定時間、電源ショートが起きないことを確認するテストだ。会社でも使うパソコンの場合、絶対なくしてはいけないデータなども入っている可能性が高いため、こういうテストをクリアしているというのは重要だと思う。東芝のウェブページでは、テストのムービーも公開されているので、どんなテストなのか気になる方はチェックしてみるといいだろう。
ミニD-sub 15ピン搭載、HDMIがないプロジェクターでも安心
取引先の会社や、イベント会場などでパソコンのディスプレー画面を出力する場合、プロジェクターにHDMI端子がついていない場合は、今でも結構ある。私も実際に友人の結婚式の会場でプロジェクターにHDMI端子がついていなかったので、わざわざ変換ケーブルを購入した経験がある。
dynabook RX73/Tは、ミニD-sub 15ピンを搭載しているのでその心配がない。厚さを抑えるためか、モバイルノートでミニD-sub 15ピンがあるマシンは少なくなってきているので、いざというときに役に立つのはうれしいポイントだ。
そのほか、USB 3.0端子×3、Ethernet端子×1、HDMI端子×1、マイク入力/ヘッドフォン出力端子×1とインターフェースは豊富だ。特にEthernet端子があると、会社で使用する重いデータなどを無線LAN端子より安定してダウンロードできるのでありがたい。
暇なときにBlu-ray鑑賞! 長距離移動などを快適に過ごせる
実家に帰省するとき、どうしようかなと思うのが移動中にすることだ。私の実家は新幹線でも5時間以上かかるので、どうしても暇を持て余してしまう。そういうときにBlu-ray Discドライブを内蔵しているdynabook RX73/Tと、映画のディスクを2、3本を持っていれば5時間なんてあっという間にたってしまう。
また、自宅の寝室に映画を観る環境がない場合でも、dynabook RX73/Tを持ち込めば映画が楽しめる。そのほか、私の場合仕事で使うデータをCD-ROMでもらうことが結構あるのだが、光学式ドライブ非搭載のパソコンを使用しているため、いちいちデスクトップにデータを移して、そこからノートパソコンに移すというとても面倒な工程をふまなくてはいけない。光学式ドライブがあるとその手間がかからない、
長距離移動でも大丈夫! な駆動時間
dynabook RX73/Tの連続駆動時間はおよそ10時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver2.0)となっている。試しに、フル充電の状態でYouTubeを2時間流したままにしたところ、残量は69%となった。帰省や出張などで長距離移動をする際にも、ある程度は心配せずに仕事や動画閲覧などができるだろう。また、ACアダプターも小型なので、パソコンと一緒に持ち運んでもあまりかさばらないのもありがたい。
仕事にエンタメに活躍するモバイルノートとしてオススメ
dynabook RX73/Tは、自宅に会社に常に持ち運ぶノートパソコンとしてフルに活用できるほか、帰省や出張といった長距離移動にも役に立つ。仕事やプライベートで外にパソコンを持ち運ぶ機会が多く、移動中でも作業や暇つぶしのために映画や動画を閲覧したいという人は、dynabook RX73/Tを選んでみてはいかがだろうか。