機械学習も含めた高度な飛行制御に機械学習を使う強力ボードが活用
1テラFLOPSが空を飛ぶ! NVIDIAのGPUパワーを用いた次世代ドローン
2015年11月20日 14時41分更新
米NVIDIAは11月19日、同社の組み込み用ボードをコントローラーとする業務用ドローンのデモを公開した。
これは米国で業務用ドローン開発を行なうベンチャーKespryとの提携によるもので、NVIDIAの組み込み用ボード「JETSON TX1」をコントローラーとしたプロトタイプの飛行に成功したとしている。
JETSON TX1はとくに機械学習用途に向けたクレジットカード大の組み込み用ボードで、CPUに64bit ARM A57プロセッサー、GPUは256コアで1テラFLOPSもの演算性能を持ちながらも消費電力は10W程度と、無人走行車からロボット制御までさまざまな用途が考えられている。
NVIDIAでは、強力な演算能力を組み込むことで高度な画像処理や機械学習を駆使した自律飛行機能をが可能となり、商用ドローンの新たな安全性や用途を開くとしている。Kespryの空撮ドローンは土木工事現場などでの測量用途に用いられ、操作者はタブレット上で測量エリアを指示するだけで自律飛行、測量データをタブレットに転送する。