(株)ベネッセホールディングスが10月30日発表した第2四半期(4~9月)決算は、売上高が前年同期比5.6%減の2200億5000万円、営業利益が同60.9%減の102億4200万円、純利益は前年同期の20億9500万の損失から51億7000万円の黒字に転じた。
個人情報漏えい事故に伴う営業活動の自粛で、国内教育カンパニーの主力事業である通販教育講座「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の会員数が減少し、売上高の減少につながった。利益面では同講座の減収が大きく、他のカンパニーの増益では補えなかった。ただ、特別損失の減少などにより、純利益は黒字転換となった。国内教育カンパニーでは、4月に(株)インテリジェンスとの合弁会社(株)ベネッセi-キャリアを設立し、学びと仕事の出会いを提供する大学生・社会人向けキャリア教育支援事業を開始したほか、10月から新卒者向け就職支援事業「DODA新卒エージェント」を開始した。