LINE(株)が29日発表した2015年7-9月期(Q3)決算によると、LINE(株)全体の売上額は前年同期比35%増の322億円、LINE事業単体の売上額は同38%増の299億円となった。
広告事業では、動画視聴型インセンティブサービス「LINEフリーコインVideo」が堅調に売上を伸ばし、企業向けAPIソリューション「LINEビジネスコネクト」は、マイクロソフト(株)との連携で人工知能「りんな」を活用した人工知能(AI)型のLINE公式アカウントを企業向けに提供するなど、企業の公式アカウント利用の選択肢を拡大した。
プラットフォーム事業では、日本とタイで展開している音楽配信サービス「LINE MUSIC」が、6月のサービス公開以降、ダウンロード数860万件(10月21日時点)、月間アクティブユーザー数(MAU)400万人(9月末時点)を突破するなど、順調に成長を続けている。電子コミックサービス「LINEマンガ」では、出版事業に参入し、海外展開なども視野に入れたサービス拡大を検討している。