GMOペバボ(株)は21日、ハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」の事業戦略発表会を開催し、作家支援スペース「minneのアトリエ」の開設など、神戸市との協力で「ハンドメイド作家」を支援する取り組みを開始すると発表した。
神戸市は2008年にユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市に認定された。12年には創造拠点として「デザインクリエイティブセンター神戸(KIITO)」(神戸市中央区)を開館するなど、クリエイティブ産業を支援してきた。「minneのアトリエ」はKIITO内のクリエイティブラボに開設。関西で活躍する作家が集う場所となり、作家同士の交流会や勉強会などを開催し、作家の働き方を支援する。
また、ヤマト運輸の協力で、オリジナルデザインのBOXを開発。梱包資材の準備やコストに負担がかかっていたminne作家の悩みを解消。15年中に「宅急便コンパクト」「ネコポス」との連携を開始する。
minneのイベントでは、第2回「ハンドメイド大賞2016」を3月上旬に開催する。今回は募集カテゴリを広げ、minneのほぼ全カテゴリから作品を募集する。作家エントリーは10月中旬に開始する。
新たなイベントとして、全国のPARCOを巡るminneのマーケットイベント「ミンネとパルコのミエルツアー」を開催する。16年中に札幌・仙台・渋谷・広島・福岡の全国5カ所で、人気作家との直接販売を実施する。また、「第40回2016日本ホビーショー」(16年4月)でも、「minneのハンドメイドマーケット」を開催する。
minneでは今後、食品や化粧品など新たな販売カテゴリ、地場産業とのコラボを予定。ハンドメイドを通じた人と地域をつなげる架け橋となることを目指す。