(株)セブン&アイ・ホールディングスが8日発表した2016年2月期第2四半期(3~8月)決算で、通信販売事業の営業収益は前年同期比12.1%減の799億1500万円、47億300万円の営業損失となった。
通販事業では、(株)ニッセンホールディングスが8月に大型家具事業からの撤退、120人の希望退職者を募集するなど、黒字化に向けた経営合理化策を発表した。収益性の改善に努めたが、第1四半期(27億円の営業損失)から赤字幅が拡大した。全体ではコンビニエンスストア事業が好調で、営業収益は同0.3%減の2兆9949億9200万円、営業利益は同3.1%増の1724億5900万円、純利益は0.7%増の845億2100万円となった。
第2四半期では、グループのPB「セブンプレミアム」やオリジナル商品の新商品の開発を推進したほか、グループ横断の取り組みとしてオムニチャネル戦略を具現化する統合ポータルサイト「omni7(オムニセブン)」のオープンに向けた商品開発・システム構築などに注力した。