ファーウェイ・ジャパンは1日、Android Wear搭載のスマートウォッチ「Huawei Watch」を16日に国内発売すると発表した。また、これに合わせて都内で製品発表会を開催した。
Huawei Watchは今年2月にスペイン・バルセロナで開催された「MWC 2015」で初披露。9月にはすでに欧州で発売されている。
高品質な素材にこだわり
Android WearでAndroidとiOSのどちらでも使える
特徴としては、腕時計の世界でトレンドとなっている「ビッグサイズ」とも呼ばれる42mm径の円形ケースを採用。腕時計らしいクラシカルなデザインが特徴となっている。
素材面にもこだわりがあり、盤面には滑らかでスワイプ操作がしやすいサファイヤクリスタル、表示の反応がスムーズな1.4型有機LLディスプレー(400×400ドット)、ボディーのステンレススチールは冷間鍛造により、強度を40%増している。これらの素材を160以上の手作業、260以上の製造工程、650時間以上の品質試験を要したうえで出荷しているとのこと。
ボディーはシルバー、ブラック、ゴールドの3色で、シルバーにブラックレザーのバンドを組み合わせた「W1 Classic leather」、同じくシルバにメタルのバンドの「W1 Classic Stainless」、ブラックのボディーとメタルバンドの「W1 Active」、ゴールドのボディーにブラウンのレザーバンドの「W1 Elite」の4製品が用意される。
予想実売価格はそれぞれ税抜4万5800円、5万1800円、5万7800円、8万1800円。W1 Eliteのみ発売は11月中旬以降で、他3モデルは10月16日。
OSはAndroid Wearで、ファーウェイ製スマホはもちろんAndroid/iOS端末と組み合わせて利用できる。40種類以上のフェイスをアプリから変更して利用可能なほか、本体には4GBのストレージを内蔵し、Bluetoothヘッドセットとの組み合わせで単体での音楽再生に対応。また心拍センサーや6軸モーションセンサーにより、活動量計としての活用もできる。
腕時計であることを重視してデザインを行なう
発表会では同社 端末総括本部 プロダクトセンター 商品企画担当部長 平山広道氏がプレゼンテーションを担当。これまでのスマートウォッチは、テクノロジーが中心でガジェット好きが買うものとして、あまりポジティブなイメージで市場で受け入れられていない現状を指摘した。
そこでホールレスデザインやラグ(ベルトを固定する部分)の形状にこだわるなど、まずは腕時計として受け入れられるデザイン性を追求している。また、デザインやファッションの部分を先行して伝えるために、欧州では代表的なファッション系メディアとのコラボでの広報活動を展開していることを紹介した。
一方の技術面では、Android Wearの採用により、アプリの広がりやAndroid/iOS端末に対応するなど、横の広がりを活用が可能になっている。また、前述の単体での音楽再生、高速な心拍数測定など健康管理機能、常時時間を表示させるなど、スマートウォッチとしての高機能さも強調された。
販売は同社公式オンラインストア「Vモール」のほか、Amazon.co.jp、ビックカメラ/ヨドバシカメラの主要店舗に加え、12月2~25日の期間、伊勢丹新宿店メンズ館での特別展示も予定されている。