スタンダードモデルとゲーミングモデルの特徴をチェック!
ジサトラが本音で切る! GIGABYTEのマザーボード、ハイ&ロー買うならどっち?
どうも、ジサトラ新入りのショータです。
今さらで恐縮なのですが、最新の第6世代Coreプロセッサー「Skylake」を使った自作PCがすごく気になっています。今年の3月に奮発して初の自作PCを組んだ時(参考記事)は、「いやあ、Core i7-4790Kで十分でしょ」なんて言っていて、実際不自由はしていないんですよ。ただ仕事柄、最新情報をウォッチしているとだんだん魅力的に見えてきてしまって……。結局、新しいものには飛びつきたくなっちゃうんですよね。
Skylakeを使ったPC自作のポイントとして、新しいチップセット「Z170」搭載マザーボードの存在が挙げられます。正直、CPUそのものよりもマザーボードの機能進化が魅力的なんじゃないかと思うぐらいです。
分かりやすい特徴としては、チップセットがPCIe 3.0接続をサポートしたため、従来のM.2スロットの3倍以上の速度を発揮できる「Ultra M.2」スロットが登場しています。帯域はなんと32Gb/sec(従来のM.2スロットは10Gb/sec)。これから登場するであろう次世代の超高速M.2 SSDに対応でき、マザーボードによってはRAIDの構築も可能なため、長く使っていけそうです。
また、前世代までCPU内蔵だったクロックジェネレーターがマザーボード上に搭載されており、1MHz刻みでのBCLK変更が可能になっています。これまでは基準となる3周波数(100、125、167MHz)から±5%の範囲でしか調整できなかったので、オーバークロックの自由度は格段に高まっていると言えます。こうした仕様変更もあって、Skylake搭載PCはオーバークロック向きなんですよね。
あとは規格が新しいだけあって、ミドルクラス以上の多くの製品にUSB 3.1ポートが搭載されていたり、さらには超高速なThunderbolt 3をサポートしていたり……夢は広がるばかりですね。仕事中もあれこれ妄想しているせいで、もう1台PC組んじゃおうかな……なんて気になりつつあるわけですが。
ところがつい先日、2代目自作PCの妄想を膨らませながら編集部をうろついていると、ジサトラの先輩・ハッチ氏(夏休み休暇中)の机の上にマザーボードのパッケージを発見。なんと、GIGABYTEのマザーボード「GA-Z170X-UD3」ではないですか!
これはきっと「じゃ、オレ夏休みだから。後よろしく」と僕に雑務をブン投げていったハッチ先輩からのプレゼントに違いないと思い(編注:あくまでジサトラショータの主観であり、事実とは異なります)、「ありがとうございます! 大切にします!」と一人ではしゃいでいたところ、後ろから誰かにガッチリ肩を掴まれました。
振り返ると、そこには我らがジサトラチームのゲーム担当、ジサトラアキラ先輩が立ちはだかっていたのです……。
スタンダードモデルとゲーミングモデル、どっち買う? 白熱討論!
アキラ ショータ、本当にそれでいいのか?
ショータ えっ、な、何がですか? 何も盗んでないですけど。これ僕のですけど。
アキラ いや絶対嘘だろ! ちゃんと返して自分で買えよ! それより、本当にそのマザーボードでPCを組むのか?
ショータ え、このGA-Z170X-UD3ですか? 新機能もきちんと押さえてるし、価格もほぼ2万円ぐらいでお手ごろですよね。全然いいと思いますけど……。
アキラ 確かに悪くはないよ。これからの周辺機器接続のスタンダードになってくるUSB 3.1 Type-Cポートを搭載してて、2基のM.2スロットでRAIDにも対応してる。GIGABYTE製のZ170マザーボード、っていうチョイス自体はいいと思うんだ。でもGIGABYTEのマザーボードといえば、豊富なモデルをラインアップしてるのが特徴だろ? せっかく色々あるんだから、もっとよく考えようぜ。
ショータ うーん……。
アキラ ちなみに俺のオススメはこの「GA-Z170X-Gaming 5」! ミドルクラスのゲーミングモデルで、ゲーミングPCを組んだり、PCゲームをプレイするなら押さえておきたい機能をしっかり搭載したマザーボードだ。君、ゲーマーだろ?
ショータ そうですけど……。でも、やっぱりスタンダードモデルに比べると値段が張るじゃないですか。コスパ重視の僕としては、やっぱりGA-Z170X-UD3を推したいですね。1台目の自作PCにうっかり20万円くらいかけちゃったので、正直フトコロが寂しくて……。
アキラ 情けないこと言うなよ! ウチには自作PCに総額160万円かけてる奴もいるんだぞ(参考記事)! よし分かった、俺が君を説得してやる!
ショータ えーっ……。仕方ない、これ以上僕の貯金を減らさないためにも、受けて立ちましょう!
(次ページは、「マザーボード選びのポイントを解説!」)