楽天(株)は16日、航空券の卸売り販売を手掛けるワールドトラベルシステム(株)(WTS)の出資比率を引き上げ、子会社化したと発表した。出資額は10億円以下。WTSが楽天のグループ会社となることで、「楽天トラベル」は日系航空会社をはじめとする世界の主要な航空会社から海外航空券を直接仕入れることができるようになる。
WTSは、旅行会社に対する航空券の卸売り販売(ホールセール)を展開する観光庁長官登録の第1種旅行業者。海外航空券インターネット予約システム「SkyRep」を開発し、航空券手配業務の効率化や海外個人旅行市場への新規参入を支援している。 楽天は「『楽天トラベル』のインターネットを利用して簡単・自由・便利に予約できる利点にWTSの強みを加え、商品ラインアップを拡充し、魅力的な海外旅行商品を提供する」としている。