先日「カップヌードルを7.4mのピラミッド状に積み上げるギネス記録!ただ今挑戦中」という記事がありましたが(日清食品グループのみなさま、応援しております!)、ギネスワールドレコーズが認定した世界一の記録集最新版が書籍『ギネス世界記録2016』として、9月10日に発売(発行:角川アスキー総合研究所、発売:KADOKAWA)となりました。
世界中の一番をまとめた年鑑本として、書籍『ギネス世界記録』は毎年、世界100カ国以上で刊行されています。そうした記録を日々認定・収集するギネスワールドレコーズのデータベースにはおよそ4万件の世界一が登録されているそうで、その中から選りすぐりの記録が毎年4000件ほど誌面で紹介されています。
この年鑑本が世界中で愛されているのは、単に「世界一ってスゴイ」というのはもちろんなのですが、毎年それぞれの「地球規模の世相」みたいなものが、割と色濃く反映されている一冊だという点も見逃せません。そういう目線で内容を読んでみると、デジタル、IT、ゲームなんていう分野の世界一が多数紹介されており、トレンドと知識の宝庫という感じで、これがけっこう面白いのです。
ということで、書籍『ギネス世界記録2016』からいくつかの世界一をご紹介します。
1. YouTubeで最も視聴されたゲーム攻略動画:再生回数3022万1835回
2009年6月にアップロードされた「New スーパーマリオブラザーズ」の攻略動画 “New Super Mario Bros Walkthrough Part 22” は、ギネス世界記録に認定されてからも再生回数を伸ばしています。
2. 10億ドルを稼いだ最初のゲームアプリ:パズル&ドラゴンズ
欧米目線ではこの記録を日本のゲームが持っているというのが意外、という紹介文なのですが、日本に居ると違和感ありませんよね。パズドラの凄さはこんなところからもうかがえます。
3. マインクラフト連続プレイ記録:24時間10分
2011年にオーストラリアで生まれたこの記録は「携帯電話ゲームの長時間連続プレイ記録」に挑戦するなかで達成されたもの。○○し続けた系はギネス世界記録に多数ありますが、どれも人間の集中力や忍耐力の可能性を感じさせられます。
4. LinkedInでの最大フォロワー数:748万1536人
桁外れの影響力を感じさせるこの記録を持つのは、ヴァージン・グループ創立者のリチャード・ブランソン氏(2015年2月時点)。他にも初めて太平洋を熱気球で横断してギネス世界記録の認定を受けたりと、多数の記録にチャレンジし続ける実業家なのです。
5. クラウドファンディングで最も資金を集めた映画:ヴェロニカ・マーズ[ザ・ムービー]
Kickstarterでこの作品が集めた金額は約6億411万円。1万ドルの出資枠を勝ち取れば、劇中にセリフ付きで(ウェイター役)登場できたみたいです。
6. 最小のルービック・キューブ:10mm
3Dプリンタで作られていて、もちろん普通のルービックキューブと同じように動かせるのに一辺わずか10mm。3×3のタイプなので、1つのキューブは3mmと少し。遊ぶにはピンセット必要ですね。
7. 最も高額な電話番号:約3億2000万円
2006年にカタールで生まれた記録。番号は「666-6666」だそう。飲み会ネタにもってこい系の記録です。
まだまだぼう大な、押さえておくべき記録はあるのですが、独断と偏見でまずは7つをご紹介しました。
デジタルが面白くなるほど、それに比例して、世界一もたくさん生まれる。流行や盛り上がりの先には必ず「ギネス世界記録」があります。子どもから大人まで幅広く楽しめる、驚きと気づきにあふれた一冊をぜひ手にとってお読みくださいませ。
『ギネス世界記録2016』
編: クレイグ・グレンディ
価格: 本体3156円+税
ISBN 978-4-04-899603-7
判型: A4判
ページ数: 272ページ
発行: 株式会社角川アスキー総合研究所
発売: 株式会社KADOKAWA
©2015 GUINNESS WORLD RECORDS LIMITED