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DTS:Xにも対応! パイオニアがフラッグシップAVアンプを発表

2015年09月10日 13時00分更新

文● ハシモト/ASCII.jp

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 パイオニアは9月10日、AVアンプの上位モデル「SC-LX89」「SC-LX79」「SC-LX59」の3機種を発表した。10月中旬発売予定だ。

最上位モデルの「SC-LX89」

「ダイレクト HDエナジー」アンプには新型のカスタム電解コンデンサーを採用。3機種すべてに搭載されているが、LX59は数が少ない

LX89に採用されているシールドDC/DCコイル

LX89のみに採用されているシールドDC/DCコイル。評価の高いパーツを採用したとのこと

カスタムコンデンサー

S/N比を向上させる「低ESRカスタムコンデンサー」は3機種すべてに搭載

 いずれもクラスDアンプで、同社の「ダイレクト HDエナジー」アンプを採用するが、最上位モデルのSC-LX89(予想実売価格 42万円前後)は、810Wの同時出力が可能。デジタル部にシールドDCやDCコイルを採用し、アナログ部には専用チューンを施した電源トランスを採用するなど高音質パーツを投入している。USB DAC機能も搭載する。

SC-LX79

SC-LX79

SC-LX59

SC-LX59

 SC-LX79(予想実売価格32万円前後)は770Wの同時出力が可能で、LX89と同等のカスタム電解コンデンサーや新型フィルムコンデンサーなどを採用。SC-LX59(同22万円前後)は720W出力ができる。

SC-LX89のフロントカバーを開いたところ。各種操作ボタンとUSBやHDMI端子がある

SC-LX89のフロントカバーを開いたところ。各種操作ボタンとUSBやHDMI端子がある

 共通の新機能として、最新の立体サラウンド技術「Dolby Atmos」および「DTS:X」に対応。DTS:Xは後日ファームウェアアップデートにより対応する。

 全モデルアンプは9.2chまでの対応となるが、プリアウトは最大11.2chまで拡張可能(その場合は別途2ch分のパワーアンプが必要)。Dolby AtmosおよびDTS:Xの7.1.4chのデコードも可能だ。

フロントスピーカーの上に設置されたイネーブルドスピーカー

フロントスピーカーの上に設置されたイネーブルドスピーカー

 音場補正技術の「MCACC Pro」もDolby AtmosやDTS:Xに対応し、さらにイネーブルドスピーカー(天井に向けて音を反射させることで、天井にスピーカーを設置したのと同じように音を再生できるスピーカー)の音場測定もより正確に測れるようになっている。

 また、デュアルバンド(5/2.4GHz帯)の無線LANとBluetoothに対応。無線LANではFLACやDSDなどのハイレゾ音源についても、WAVのマルチチャンネル音源を除いてほぼ再生が可能となっている。

 そのほか、HDMIは4K/60pの信号に対応。新たに映像のダイナミックレンジを広げる新規格「HDR」(HDCP 2.2)にも対応する。

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