「DDFA(Direct Digital Feedback Amplifier)」を搭載
デノン、「原音の再現」にこだわったネットワークレシーバー「DRA-100」
2015年09月04日 16時30分更新
ディーアンドエムホールディングスは9月4日、ハイレゾ音源の再生に対応したネットワークレシーバー「DRA-100」を発表した。
アンプには「DDFA(Direct Digital Feedback Amplifier)」を採用。DDFAはデジタル信号を直接入力できるため、デジタルソースなら入力からPWM変調まで一貫してデジタルで処理が可能。A/D変換とD/A変換を繰り返すことによる音質の劣化が生じないのが特徴だ。また出力段と電源回路にはディスクリート回路を採用し、力強く繊細な音質を目指した。
また同社がこだわってきたテーマ「オリジナルのアナログ音源に近い音を再生する」を実現するため、16bitを最大で32bitまで拡張し、アップサンプリングする信号処理技術「Advanced AL32 Processing」を採用。連続的に変化する音楽信号から本来あるべきデータを推測し、デジタル変換の過程で失われたアナログ信号を再現するというもので、残響音などの微小な音の再生に優れるという。
またスピーカー出力用パワーアンプとは別にヘッドフォン出力専用アンプを搭載。電圧増幅段にはハイスピードでノイズの発生しにくいオペアンプ、出力バッファーにはディスクリート回路を採用し、ヘッドフォンでも快適にリスニングできるようにした。また、インピーダンスの高いヘッドフォンでも音量が得られやすいように、段階のゲイン切り替え機能を搭載している。
価格は11万8800円。10月中旬に発売する予定だ。また、再生可能なフォーマットは以下の通り。