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台湾2大キャリアのプリペイドLTEは実測12Mbpsが楽々出た

2015年09月06日 12時00分更新

文● 伊藤 真広 編集●北村/ASCII.jp

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西門町

 台湾の原宿・渋谷と言われる若者の街が西門町だ。人が溢れかえるには少し早い時間の16時半過ぎに計測した結果、中華電信が下り15.46Mbps、上り9.12Mbpsとなり、台灣大哥大は下り7.86Mbps、上り14.65Mbpsとなった。

 下りは中華電信が台灣大哥大に倍近い差をつけたが、上りでは台灣大哥大が1.5倍の差を中華電信につけたため引き分けとした。とはいえ、街の中心エリアでは台灣大哥大が3Gしか掴まなかったので、中華電信の勝利に近い。

台湾の若者文化の中心地となっている西門町。街の中心エリアでは台灣大哥大が3Gしか掴まなかったため、中華路沿いの警察署の前で計測を実施した

中華電信の計測結果。平均値は下り15.46Mbps、上り9.12Mbps

台灣大哥大の計測結果。平均値は下り7.86Mbps、上り14.65Mbps

中山駅

 台湾の銀座と呼ばれ、高級ファッションブランド店舗が軒を連ねるとともに、日本人駐在員の憩いの場となっている林森北路。その最寄駅である地下鉄中山駅で計測したところ、中華電信が下り50.09Mbps、上り23.31Mbps、台灣大哥大は、下り15.15Mbps、上り14.62Mbpsという結果となった。

 台灣大哥大の直営店舗から10m程度の場所で計測したにもかかわらず、上り、下りともに中華電信が圧倒的な速度をみせつけた。

台灣大哥大の直営店を出て直ぐの場所にある中山駅1番出口で計測

中華電信の計測結果。平均値は下り50.09Mbps、上り23.31Mbps

台灣大哥大の計測結果。平均値は下り15.15Mbps、上り14.62Mbps

 4ヵ所で計測したところ、中華電信2勝、台灣大哥大1勝、引き分け1回という結果となり、中華電信に軍配が上がった。ただ、いち早く4Gの高速網を使いたいユーザーは台灣大哥大を利用しているため、遅れてサービスを開始した中華電信のほうが利用者が少ない。そのため速度が出たという可能性も否定できない。

 どちらも測定した結果は、動画を見るといった高速通信を必要としない、旅行者が利用するのに必要な検索や地図の利用、SNSへの投稿といった作業には十分な速度といえる。

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