容量は、480GB/960GB/1.9TB/3.8TBの4種をラインアップ
デルの法人向けSAN「Storage SC」に3D NAND搭載SSDモデルが登場
2015年09月01日 15時20分更新
デルは9月1日、自動階層化機能を備えたiSCSIストレージ「Dell Storage SC」シリーズに、新たにTLC 3D NANDテクノロジーSSD搭載モデルを提供開始した。ストレージ容量は、480GB/960GB/1.9TB/3.8TBの4種をラインアップする。
エントリークラスの「SCv2000」、大企業への導入を想定した「SC4020」および「SC8000」シリーズをラインアップし、全モデルに実装されているインテリジェント機能により、高速フラッシュSSD (SLC)、低速フラッシュSSD(TLC又はMLC)、およびHDDの間でデータの自動階層化が可能。使用頻度の高いデータを高パフォーマンスのSSDで処理し、使用頻度の低いデータは大容量の低速なSSDやHDDに格納することで、容量を犠牲にすることなく、ワークロードのコストパフォーマンスを最大化できるとしている。
新モデルは従来の15K HDD搭載モデルと比較した場合、書き込み性能で24倍、読み取り性能では8倍ものパフォーマンス向上を実現するほか、TLC SSDを読み出し重視(RI:Read-Intensive)階層に利用した場合、従来のRI階層と比較して、50%のコスト削減が可能だという。また、SC8000では最大3PBのオールフラッシュ構成をサポートする。
デルはHDD搭載ストレージと同等価格でオールフラッシュストレージ構成の提供を実現するという戦略的アプローチを展開しており、「TLC SSD搭載モデルによって、その取り組みをさらに加速させていく」とした。
最小構成価格は、SC8000が885万円から、SC4020が430万円から、SCv2020が360万円から。