楽天(株)が6日発表した2016年12月期第2四半期(1~6月)決算は、売上収益が前年同期比20%増の3320億600万円、営業利益は同23.5%増の552億8900万円、四半期利益は同20.3%増の277億7200万円となった。
スマートデバイス向けサービスの強化、「楽天スーパーSALE」などの大型セールイベントが奏功した。金融サービスでは、「楽天カード」会員が拡大し、手数料収入が増加したほか、「楽天証券」「楽天銀行」なども大幅増益となった。
国内EC流通総額は、前年同期の増税前の駆け込み需要による剥落があったが、同17.2%増の5341億円となった。金融サービスやトラベルなどを含めた国内グループ流通総額は、同24.2%増の1兆8738億円となった。14年11月から開始したCtoCのフリマアプリ「ラクマ」の6月の流通総額は、前月比43.3%増と急成長している。
楽天市場のモバイル比率は48.5%で、第1四半期の47%から1.5%増加した。楽天市場の出店店舗数は4万1659店で、直近12カ月の店舗あたりの国内EC流通総額は5000万円、直近12カ月の国内EC流通総額は2兆851億円となった。