(株)ファーストリテイリングと(株)セブン&アイ・ホールディングスは5日、両社の業務提携をめぐる報道について、業務提携に向けた協議を始めていることは認めたが、「具体体的な内容は決定してない」と、報道内容を否定するコメントを発表した。
両社はホームページで「両社が現在、ユニクロとセブン‐イレブンの協力によって、お客様に小売業の新しい価値を感じていただけるような革新的なサービスを提供すべく、複数の分野で業務提携に向けた話し合いを始めていることは事実ですが、あくまで将来的な可能性を検討している段階であり、具体的な内容はまだ何も決定しておりません。なお、一部報道では、両社の業務提携が両グループ全体の包括的なもので、子会社の再生も提携の目的のひとつであるかのように伝える表現も見受けられますが、これらは事実ではありません」という文書を掲載。
一部メディアでは、両社による衣料品の新ブランドを立ち上げることや、ユニクロがネット通販で販売する商品をセブンイレブン店舗で受取れるようにするなど、具体的な提携内容が報じられていた。