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大気汚染を浄化するビルの壁「大気浄化壁面緑化システム」

2015年08月05日 17時58分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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大気浄化壁面緑化システム

 大和ハウス工業は8月5日、都市の大気汚染を和らげる「大気浄化壁面緑化システム」を大和リースと共同開発したと発表。8月6日より販売を開始する。

吸着した物質は土壌微生物が分解を続けるため、持続的な空気浄化効果が期待できる

 同社はすでにビルなどの建物の壁面を緑化するユニット式の壁面緑化工法「D’sグリーンフレーム」を販売しているが、新たにフジタの開発した大気浄化システムと組み合わせて製品化したもの。ファンにより空気を緑化壁の裏側から送り、車の排気ガスなどからの二酸化窒素や浮遊微粒子(PM2.5)といった大気汚染物質を土壌に吸着、吸着後の物質は植物が分解する。PM2.5物質は約65%、二酸化窒素は約90%を削減できるという。

設置イメージ(立体駐車場)

 道路沿いの立体駐車場、物流施設、商業施設、オフィスビルなどに提案してゆく。販売価格は1m2あたり20万円で、電気代や灌水代、メンテナンスコストなどで維持費は年間4000円/1m2程度必要になるという(価格は税別)。

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