ハイレゾ音源の再生が手軽! FLACを標準サポート
これまでは別途コーデックをインストールしたり、プレーヤーアプリの導入が必要だったハイレゾ音源再生。Windows 10からは、FLACに正式対応する。
Windows 10では特別なアプリは不要で、購入直後からFLACの再生が可能。手持ちの96kHz、24bitの音源ソースもそのまま聞くことができた。ただし、DSDについてはそのままの状態では再生ができず、これまでどおりコルグのAudioGateといった外部アプリが必要になる。
生体認証が普通になる!? 認証方式が「Windows Hello」で変わる!
Windowsでの認証方式といえば、Windows 7以前から利用されているパスワードや、Windows 8以降から採用されたPINコード、ピクチャパスワードなど、画面に文字や記号を入力するものが中心だった。
一部機種では、サードパーティー製の指紋認証などを取り入れるものがあったが、Windows 10ではそうした生体認証を標準でサポートする「Windows Hello」が採用されている。
Windows Helloでは、指紋センサーを使った指紋認証、3Dカメラを使った虹彩認証が行なえる。いずれもWindows Helloに対応したデバイスが必要となるのですぐに使えるというわけではないが、近い将来、そうした認証デバイスを搭載するPCが登場することになるだろう。
ホログラムを表示するメガネデバイス
「HoloLens」にも対応
メガネ型のデバイスを装着することで、目の前の空間にホログラムのようなデジタルグラフィックスを重ねて表示できる「HoloLens」。
Windows 10は、HoloLensに標準対応している。アプリの画面を部屋の壁に貼り付けたり、テーブルの上でゲームを楽しむといったことができるようになる予定。
HoloLensの発売時期はまだ明らかになっていないが、Windows 10へのアップグレードを済ませておけば、発売後いちはやくHoloLensを楽しめることだろう。
以上、3回にわたってWindows 10の新機能などを解説してきた。筆者はInsiderPreviewから長期間にわたってWindows 10を使用してきたが、従来のOSにくらべて、とっつきやすさやインターフェースの理解のしやすさは格段に向上していると感じた。
本記事を執筆するにあたって、久しぶりにWindows 7や8を触ってみたが、もう後戻りはできないなと感じている。それほどまでに、完成度の高いOSと言える。
外村克也(タトラエディット)
MinecraftとPC&スマホとドローンをこよなく愛する福岡県の人。著書は『Windows 10 パーフェクトマニュアル』、『Minecraftを100倍楽しむ徹底攻略ガイド』(ソーテック社刊)など。
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