国土交通省が24日発表した2014年度の宅配便取扱個数によると、宅配便の取扱個数は前年度比0.6%減の36億1379万個と、5年ぶりの減少となった。
同調査の宅配便とはBtoB、BtoC、CtoCを含めたもの。事業者ごとに宅配便とメール便に分け、全国の取り扱い個数を集計した。
事業者別の宅配便(トラック)取扱個数は、宅急便(ヤマト運輸)が同2.6%減の16億2204万個、飛脚宅配便(佐川急便)が同1.9%減の11億9600万個、ゆうパック(日本郵便)が同13.2%増の4億8504万個となった。上位3便で全体の92.5%を占め、4位のカンガルー便(西濃運輸ほか)、5位のフクツー宅配便(福山通運ほか)を入れると、上位5便で全体の99.7%を占めた。
メール便の14年度取扱冊数は、同3.1%減の54億6425万冊だった。「ゆうメール」と「クロネコメール便」で全体の96.3%を占めた。