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複数PCのデータ同期、自動バックアップなどに対応

ウエスタンデジタル、最大6TBのパーソナルクラウドストレージ「WD Cloud」

2015年07月15日 17時13分更新

文● 松野/ASCII.jp

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ストレージ製品に定評のあるWD社がパーソナルクラウドストレージ「WD Cloud」を発表

 ウエスタンデジタルジャパンは7月15日、パーソナルクラウドストレージ「WD Cloud」を発表した。7月22日から出荷を予定している。

 WD Cloudは、「WD Red」「WD Green」など、信頼性の高いストレージ製品に定評ある同社がコンシューマー向けに開発したネットワークストレージ。自宅のルーターに接続することで、外出先などでもインターネット経由でストレージにアクセス可能となる。容量ごとに2、3、4、6TBの4モデルをラインアップし、背面のUSB 3.0端子に外部ストレージを接続することで容量を拡張できる。最新のWindows 10やMacのほか、DLNA/UPnPデバイスにも対応する。

同社のストレージ「WD Red」(左)と新製品の「WD Cloud」(右)

 専用ソフトウェアによるPCやスマホのデータの自動バックアップ、複数のPC間でのデータ同期に対応。USB接続による外部ストレージのバックアップのほか、別のWD CloudやNASにファイルをコピーするリモートバックアップも可能となっている。

複数のPCのデータ同期、WD Cloud複数台のリモートバックアップなどに対応

 本体サイズはおよそ幅49×奥行139×高さ170mm、重量は0.92~1.3kg。2年間の製品保証が付属する。価格はオープンプライスで、実売価格は2TBモデルが2万8000円前後、3TBモデルが3万8000円前後、4TBモデルが4万8000円前後、6TBモデルが6万8000円前後。

「より利便性の高いストレージ環境を」

ウエスタンデジタルジャパン代表取締役社長 兼 米国WD社コーポレートバイスプレジデントの金森苧氏

 ウエスタンデジタルジャパン代表取締役社長 兼 米国WD社コーポレートバイスプレジデントの金森苧氏は「従来より、Windows用、Mac用、テレビ録画用などの外付けHDDをラインアップし、お客様の多様なニーズに応えてきた。今回のWD Cloudにより、PCやスマホ、タブレットなど複数のデバイスを使用しているお客様に、より利便性の高いストレージ環境を提供できると考えている」とコメント。

WD ネットワークコンテンツソリューションズ担当 バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのスヴェン・ラスジェン氏

 米国WD社から来日した、WD ネットワークコンテンツソリューションズ担当 バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのスヴェン・ラスジェン氏は「ここ2、3年の市場を振り返ると、クラウドストレージの需要は非常に拡大している。現在、デジタルコンテンツ全体の36%はクラウドに格納されており、一世帯あたりのパーソナルストレージ容量は3.3TBと言われている。ユーザーは複数のデバイスのコンテンツ管理機能はもちろん、セキュリティーやプライバシーの保証、オリジナルフォーマットでのデータ共有など、リッチなエクスペリエンスを求めている。WD Cloudは非常にエキサイティングな製品で、この製品を日本で提供できることを大変嬉しく思う」と語った。


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