(株)QVCジャパンが29日発表した通販利用歴がある女性を対象とした「通販利用実態調査」で、通販を利用する女性は年代を問わず複数のチャネルでの買い物を楽しんでおり、特に40代ではその傾向が顕著で、買い物の満足度も高くなっていることがわかった。
同調査は過去1年間にテレビ通販を含むネット・カタログなどの通販経験がある20~50代女性400人を対象としたインターネット調査。
利用する通販チャネルは、テレビショッピング(100%)、パソコンでのネットショッピング(89%)、カタログ通販(69%)、スマホやタブレットを使ったネットショッピング(58.5%)となり、全体の35.5%はすべての通販メディアを利用していた。
女性通販利用者のお買い物満足度は71.7点で、このうち40代女性は73.3点と最も高かった。満足度はすべての年代で既婚女性より未婚女性の方が高かく、40代未婚女性が最も高い74.6点となった。職業別でも40代の働く女性が74.1点でトップだった。
女性通販利用者の半数以上がPCでネットショッピング(ファッション56.3%、美容・健康57.4%)をしていた。20~40代までは外出中にも商品チェックを楽しむが、50代は自宅外での商品チェックは少なかった。通販購入の時間帯は、平日に昼と夜の2回のピークがあり、買い物ゴールデンタイムは「20時~22時」だった。40代女性は、昼と夜のピーク時にはPCよりスマホを利用していた。
女性通販利用者の87%が「買い物を楽しみ」とし、73.3%が「買い物が趣味」と回答した。夏のボーナスの用途は「貯金」(36.9%)が最多。「自分」(25.6%)より「家族のため」(34.6%)が多かったが、「夫のため」は全体のわずか5.9%だった。