パイオニアと共同開発したSound by Pioneerスピーカー搭載
ハイレゾ対応スピーカー内蔵の一体型PC 富士通「ESPRIMO FH WF1/U」 (1/2)
2015年06月20日 12時02分更新
富士通から、2015年夏モデルとして23型フルHD液晶を搭載した「ESPRIMO WF1/U」が発売された。同社の直販サイト「WEB MART」限定のカスタムメイドモデルで、広視野角の美しい液晶ディスプレーやPioneer製ハイレゾ対応スピーカーなどを搭載しながら、最小構成時15万6384円というリーズナブルな価格で購入できる(クーポン適用でさらに安価に入手可能)。
主なスペック | |
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製品名 | ESPRIMO WF1/U |
CPU | Intel Core i7-4712MQ(2.3GHz) |
チップセット | Mobile Intel HM86 Express |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4600(CPU内蔵) |
メモリー | 8GB DDR3L PC3L-12800(16GB) |
ストレージ | 約2TB HDD(SATA) |
光学ドライブ | BDXL対応Blu-ray Discドライブ |
ディスプレー | 23型ワイド フルHD液晶(1920×1080ドット) |
LAN | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、1000BASE-T |
インターフェイス | USB 3.0×4、USB 2.0×2、Bluetooth 4.0 |
カードスロット | SD/SDHC/SDXC |
OS | Windows 8.1 Update(64bit) |
AV性能と使い勝手を追求
富士通の「ESPRIMO WF1/U」は、液晶ディスプレーとPC本体が一体になったオールインワンタイプのデスクトップPC。23型ワイドという大きめの液晶ディスプレーを搭載しながら狭額縁設計によって本体サイズを抑え、一般的な21.5型一体型PC並みのコンパクトなボディを実現している。
ボディカラーは、液晶周りのベゼル部分が光沢感のあるブラック、筐体周囲を囲むフレームがシルバーになっている。また、ディスプレー下部のスピーカー部はブラックカラーの金属メッシュで覆われており、シンプルながら洗練された雰囲気を漂わせている。このスピーカーは富士通がパイオニアと共同で開発したもので、スピーカー内部のノイズや振動を徹底的に排除して音質を高めているのが特徴。ハイレゾ音源の再生にも対応している。詳しくは後述する。
本機は直販サイト「WEB MART」限定のカスタムメイドモデルということもあり、購入時に用途や予算に合わせてCPUやメモリー、ストレージ容量などを選択可能だ。たとえば、CPUはCore i7-4712MQ、Core i3-4100M、Celeron 2950Mのいずれかから選べる(テレビ機能なしの場合。テレビ機能ありの場合、Celeronは選択不可)。
また、液晶パネルも光沢タイプのスーパーファインVX液晶と非光沢のノングレア液晶から選択可能だ。いずれの場合も解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっている。今回試した機材は、テレビ機能(3波対応Wチューナー×2)ありで、CPUがCore i7-4712MQ、メモリーが8GB、ストレージが2TB、BDXL対応BDドライブ内蔵という構成のもの。これは、店頭販売モデル「ESPRIMO FH77/UD」と同じ構成だ。
インターフェイスは、本体左側面にBDドライブ、本体右側面にmini B-CASカードスロット、USB3.0、USB2.0、ヘッドホン・ラインアウト兼用端子、マイク・ラインイン兼用端子を各1基搭載している。また、本体背面にUSB2.0、USB3.0×2、LAN、アンテナ入力端子、CONNECTボタンなどを装備。さらに本体前面にはUSB3.0とSDXCカードに対応したダイレクト・メモリースロット、電源ボタンなどが搭載されている。
本体前面に使用頻度の高いUSBポートやメモリーカードスロットがあるのは非常に便利で、狭い机上に本体を設置している場合でもスマホの接続やデジタルカメラの画像の取り込みなどがスムーズに行える。このほかにも、ボディ前面の両脚の間にキーボードをすっきり収納できたり、スタンドを9~22°の間で無段階にチルトできるなど、ユーザーの使いやすさを重視したデザインになっているのが印象的だ。
(次ページ、「動画やハイレゾ音源を快適に楽しめる充実の基本性能」に続く)


