円安の影響でさまざまなデジタル製品が値上がりしている今日この頃。しかし、いつの世でも探せば安くていい品がある! ということでお届けする本特集。PC、デジカメ、オーディオ機器の3カテゴリーに精通した3人の筆者が、今お買い得かつおすすめの製品を紹介していく。
今回はPC編。この夏、PCの購入を検討している人も多いと思う。Windows 10のリリースが目前に迫っていることもあり、Windows 10への無料アップグレードも視野に入れてお買得PCを検討してみたい。
今、低価格PCが買い時!
昨年のWindows XPのサポート終了騒動で値段が高くなってしまったPC。しかし今、価格は落ち着いている。そして、低価格PCのスペックにしばらく大きな進化がなかったため、その結果、一部では価格が下がる方向に向いている。
Windows 10のリリース日が正式に決まったことで、Windows 8.1搭載のPCの在庫処分も少しは期待できる。従来から操作性が大きく変わるとしてWindows 8/8.1を避けていたという人たちがWindows 10に期待していることもあり、なおさら、好まれていないWindows 8.1のPCの特価も期待できそうだ。
そこで、今買うべきお買得PCをいくつか紹介したい。もちろん現時点で入手できるからにはWindows 8.1となるが、Windows 8.1はWindows 10への無償アップグレードが決定しており、メーカーがドライバなどを用意すれば正式にWindows 10が登場してすぐにアップグレードして使えるというメリットもある。
なお、Windows 10狙いでWindows 8.1またはWindows 7機を検討する場合は、こちらの記事の一読をおすすめする。
旧機種をWindows 10にアップデートするより
新機種を買う方が安心?
OSが新しくなると対応システムの要件も変わってくるが、Windows 10にアップグレードできるシステム要件は以下のとおりで、Windows 8.1と同等となっている。
Windows 10のシステム要件
- CPU: 1GHz以上のプロセッサまたはSoC
- メモリー: 1GB以上(32bit版)/2GB以上(64bit版)
- ハードディスクの空き領域: 16GB以上(32bit版)/20GB以上(64bit版)
- グラフィックス カード: DirectX 9以上(WDDM 1.0 ドライバー)
- ディスプレイ: 1024×600ドット以上
1年ほど前のPCであればCPU、メモリー、ストレージ、グラフィックは問題なさそう。
問題があるとすれば、これ以外の有線/無線のネットワーク、タッチパネル、ポインティングデバイスなど。このうち、ネットワークに関しては搭載のチップの種類は限られているため、対応が見込まれ、Windowsの標準ドライバーで動作する可能性も高い。
タッチパネルやタッチパッドなどのポインティングデバイスだが、タッチパネル非搭載機では問題なし。タッチパッドも誤まって触れた場合の検出や細かな設定は専用ドライバの対応が必要だが、なくても我慢できるならば大丈夫だ。
最悪、いずれも対応しなかった場合でも、Windows 10対応のドングル型の無線LANアダプターや外付けのマウスを使えば問題ない。
このあたりの話は後述するが、本記事の主旨としては、この機会に新機種購入をおすすめしたい。今、売られている現行の人気機種でWindows 10に対応しないということ事態が考えにくい。中にはハードウェアをそのままにOSをWindows 10にして継続販売する機種もあるからだ。
(次ページに続く、「光学ドライブ付き大画面ノートPC Lenovo G50」)
この連載の記事
-
第3回
デジカメ
レトロで小さいのが人気! 夏ボで買いたいミラーレス一眼4機種 -
第2回
AV
1万円台からのハイレゾ!! 今おススメのスピーカー&ヘッドフォン -
PC
2015年夏ボで買う! 今お買い得なデジタル機器 - この連載の一覧へ