GeForce GTX TITAN Xの最速環境を検証しよう
ゲーミングPC「NEXTGEAR i640PA5-SP2」で最新のVRをたっぷりと
Oculus Riftを「TITAN X」搭載PCで快適に楽しんだ
現在最速のグラフィックスである「GeForce GTX TITAN X」を搭載した、マウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR i640PA5-SP2」。ハイスペックPCの魅力を3紹介してきたが、最終回ではヘッドマウントディスプレー「Oculus Rift」を使い、最新のVRをたっぷりと楽しんでみたい。
Oculus Riftを開発しているOculus VRから、Oculus Rift用PCの推奨スペックが5月に発表された。
Oculus Riftの推奨環境 | |
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CPU | Core i5-4590以上 |
メモリー | 8GB以上 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 970/AMD Radeon R9 290以上 |
そのほか | HDMI 1.3、USB 3.0×2 |
OS | Windows 7 SP1以降 |
これはあくまで推奨環境のため、アプリによってはもっと低いスペックでも動作するものもあれば、逆にグラフィックスの質を上げるにはもっとハイスペックが要求される場合もある。もちろん、「NEXTGEAR i640PA5-SP2」であれば、問題なく使用できるであろう。
Oculus Riftの専用ソフトをダウンロード
Oculus Riftを使うには、PCに接続する前に公式サイトから専用ソフトをダウンロードしインストールしておく必要がある。あわせて、Oculus Rift用のソフトを何本か用意しておくといいだろう。
Oculus Riftをセッティング
まずは、Oculus Riftをセッティングする。Oculus RiftとPCを、HDMIとUSBケーブルで接続。さらにディスプレーにカメラをセットする。この時点で電源を入れても、LEDランプはオレンジ(電源は入っているが、ビデオ信号が来ていない状態)のままだ。この後、ディスプレーの設定を行なったり、アプリを起ち上げて正常に動作させるとLEDランプが青に変化する。
次に、PC側で設定を行う。「Oculus Configuration Utility」では、ユーザーの性別や身長などを登録しておける。また、レンズの種類やレンズ距離などの設定もここで調整できる。
約440グラムのOculus Riftを装着
ひと通りの設定が終了したら、いよいよ装着だ。本体の重量は約440グラムで、頭に装着するとそれなりの重さは感じた。Oculus Riftは眼鏡をかけていてもそのまま装着できる仕様になっている。もしかしたら眼鏡をかけなくても見えるのでは……と期待して最初は眼鏡なしで装着してみたが、残念ながら視界がぼやけてしまった。
Utilityにデモが収録されているので、まずはこれを体験してみた。目の前にパソコンのディスプレーがあり、植物やノート、ライトスタンドなどが置かれた机が見える。ノートは立体的でリアリティーがあり、鉛筆を手に取って書けるのではないか……と、つい空間に手を伸ばしてしまったほどだ。首を傾ければ実に自然に視界が付いてきて、違和感はまったくない。店頭やイベントのデモ等でOculus Riftは何度か体験していたが、自分の家でVRを体験するのはやはり大きな興奮を感じる。
アプリを試そう
さらに、インストールしておいたアプリでいくつか遊んでみた。アプリを起ち上げると、最初にサイズと画質の設定画面が表示される。この「NEXTGEAR i640PA5-SP2」であれば、迷わず最高グラフィックスの“Fantastic”を選びたい。
アプリで特に気に入ったのが、Rift Away氏による宇宙を舞台にした「Chilling Space」だ。
小惑星や人工衛星とともに宇宙を漂う、まさに“家にいながらにして宇宙体験”ができる。目の前には青い地球があり、下を向けば地球の端までが見える。そして、右手には銃を持っており、マウスクリックで撃てるのもおもしろい。
何よりも青く輝く地球の描写が本当にすばらしく、いつまでも見ていたくなるほど。Oculus Riftを外して現実に戻ってくると、「ああ、ここまで技術は進歩したのか」と満足の溜息をつくほどだった。
おすすめのOculus Riftアプリ
ほかにもOculus Riftの特性を生かしたゲームや体験アプリも多数が無料で公開されている。実際に遊んでみて、個人的に気に入ったアプリを紹介しておく。
Oculus Riftはまもなく一般販売も開始されるので、ぜひハイスペックなPCとあわせて存分にVR体験を楽しみたいところだ。