家具メーカーの(株)ニトリは9日、グループの物流を担う(株)ホームロジスティクスが伊藤忠テクノソリューションズ(株)の配送計画を自動化するクラウドサービス「Mobile Asset Management Service」(MAMS)を宅配サービスの基盤として導入したと発表した。17日に立ち上げる新ECサイトと店舗で宅配サービスの本格的な運用を開始し、店舗とECサイトで詳細な配送日時を提示する。
ニトリとホームロジスティクスは、状況にあわせた配送ルートの変更、配送日時の詳細指定などの配送面の課題があった。グループ全社の基幹システム刷新にあわせ、課題を解決するために宅配サービス基盤を変更し、2014年11月に全国のニトリ店舗にMAMSを導入。MAMSは、配送計画を注文時に自動作成し、配送予定時間・配送状況などをPCやスマホで追跡・確認できる。日程変更などの顧客の要望にも、状況に応じて対応する。
ニトリは同サービスの導入で、店舗のサービスカウンターやタブレット端末で、購入者に配送可能な日時を提示できるようになる。新たなECサイトでも、店頭同様に配送日時をネット上で提示する。ニトリはオムニチャネル化の一環として、店舗とECサイトの利用者に共通のサービスを提供する。