(株)セブン&アイ・ホールディングスは8日、ネットスーパー専用店舗「セブン&アイ・ホールディングス ネットスーパー西日暮里店」が、今秋から本格的に開始する「オムニチャネル戦略」の重要拠点になると発表した。同店舗には伊藤忠テクノソリューション(株)(CTC)の配車計画クラウドサービス「Mobile Asset Management Service」(MAMS)を導入し、6月から本格運用する。
ネットスーパー西日暮里店では現在、ネットからの注文後、出荷時間に合わせて注文を受けた生鮮食品などの商品の調理・発送準備・梱包を行っている。1日あたり最大2000件まで受注でき、セブン&アイのネットスーパーの拠点となっている。
MAMSは既存システムと連動して注文時に配送計画を自動的に作成し、関係者は配送予定時刻や配送状況などを、PCやスマホの自社サイトで共有化できる。MAMSの導入で、これまで配送担当者が独自に決定した配送ルートを自動化し、より効率的に配送できるようになる。また、他の既存店舗で1日あたり平均10便程度だった配送体制を23便に増便する。両社はクラウドサービスを活用し、顧客との最終接点である「ラストワンマイル」をサポートする。