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MacにはWindowsの「delete」相当が無い! でもこれで解決!

2015年06月06日 17時00分更新

文● らいら(@lyrahm) 編集● ASCII.jp

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 WindowsとMacの二刀流の人でも、WindowsからMacに乗り換えたばかりの頃は、誰しもキーボード操作の微妙な違いに混乱した経験があるのではないだろうか。

 特に「delete」キーはややこしい。Windowsの「Delete」キーでは、基本的にカーソルの後ろ(右側)の文字を削除する。一方、Macの「delete」キーはWindowsの「Back Space」キーに相当しており、カーソルの前(左側)の文字を消していく。

Windowsでは「Back Space」キーでカーソルの前の文字を消し、「delete」キーでカーソルの後ろの文字を消す。ではMacでは?

 このようにMacのキーボードには、Windowsの「delete」に対応するキーが通常はないため、「MacではWindowsのdelete機能が使えない」と不満に思う人もいるだろう。

 しかしMacでももちろん、カーソルの後ろの文字は削除可能だ。以下の2つのやり方があるので、手持ちのキー配列や自分の指の動きに合わせた好みの方法を使おう。

●「fn」キーを押した状態で「delete」キー

MacデビューでUSキーボードを選ぶ人は少ないと思うので、今回はJISキーボードの配置で話を進める。「fn」+「delete」キーの組み合わせ

●「control」キー+「D」キー

「control」キー+「D」キーの組み合わせ

 サードパーティ製のアプリを使えば、Windowsのようにひとつのキーでカーソルの後ろの文字を消すこともできる。どうしてもWindows式のdeleteがやりたい人は探してみるといいだろう。

 またWindowsでは、「Ctrl」キーを使ったキーボードショートカットが多数ある。コピーなら「Ctrl」+「C」キー、ペーストなら「Ctrl」+「V」キー、上書き保存なら「Ctrl」+「S」キー、といった具合だ。

 Macでは「command」キーがその役割を担っているが、Windows歴が長いユーザーは、「Ctrl」キーの配置であるキーボード左下の端をつい押してしまうことがあるだろう。MacのJISキーボードでは、左下に「caps」キーが配置されている。普段このキーを使わないのであれば、「command」キーに割り当てることも可能だ。

 まず「システム環境設定」から「キーボード」を開き、「キーボード」タブの「修飾キー」をクリック。「Caps Lockキー」の項目を「command」に割り当て「OK」を押せば、Windowsの「Crtl」キーと同じ配置で同じ操作ができる。

「Caps Lock」以外にも、「control」「option」「command」各キーの割り当てを設定できる。(Windowsでの)「Ctrl」は「A」の左じゃないと嫌だ! という人でも同様に変更が可能だ

 今後Mac一筋で行くなら、Mac流のキーボード操作を覚えたほうがいいかもしれない。ただ普段WindowsとMac両方を使い分けている人は、キーボード操作でこんがらがることがよくある。そんなときはこのTipsを活用し、操作性を統一してストレスフリーな入力を目指そう。


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