LIXILは6月2日、東北大学と共同で水洗トイレへ給水する水流で発電、トイレ内の照明を行う「ゼロ・エネルギー・トイレ(ZET)」を開発したと発表した。
東日本大震災の際に東北大学の学内トイレ環境が著しく悪化したことを踏まえ、ライフラインの一部(電力)が停止した状態でも水道が復旧していれば継続利用が可能な常設トイレとして共同研究、実証実験を行ってきたもの。
水洗トイレ便座に給水する水流を用いて発電するとともに、暗所でもより明るく感じるプルキンエ効果を活用したLED照明を導入。実証実験では、男女トイレともに発電量・蓄電量・電力使用量などを計測、トイレ照明を自家発電によって賄える言を確認した。
今後さらに実証研究を進め、効率的な運用や安定したシステムを構築するとしている。
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