ソフトバンク(株)は3日、韓国最大規模のECサイト「クーパン」を運営するForward Ventures, LLC社(クーパン)に、ソフトバンクの子会社が10億米ドル(約1240億円)を出資すると発表した。出資取引は7月上旬に完了する予定。
クーパンは今回の資金調達で、当日配送のネットワーク構築、モバイルアプリケーションなどを強化し、研究開発機能を拡大する。
クーパンのモバイルアプリは2500万以上のダウンロード実績があり、韓国で最大規模のアクティブユーザーを持つ。全売上高の75%とアクセス総数の85%がモバイルユーザー。購入者の自宅まで直接商品を届けるクーパン・マンと呼ばれる宅配チームを持ち、直近の6カ月間で個別配送売上は3倍以上に急増している。
ソフトバンクの孫正義社長は、「ソフトバンクは、クーパンがEコマースの革新をさらに進めていくサポートができることをうれしく思う」とコメントしている。